錦糸町で総武線各駅停車に乗り換え、両国にやってきました。
古い地上線を撤去して新しく線路を敷設するコトから基本的に高架駅は好きではないのですが、この付近は高架化もかなり古く、調べてみるとこの区間は関東大震災後の1932年に敷設されているようです。御茶ノ水付近までのこのエリアは古そうだとは思っていましたが建設後70年以上経っているのですね。
ホーム上屋もかなり古そうで、少なくとも支柱や梁はオリジナルの姿を保っているのではないかと思われます。
筋交いにアングルが使われているのはあまり見掛けませんね。残念ながら屋根は葺き替えられてしまっているようです。
支柱が濃い緑に塗装されているのもレトロっぽくていいですね。
御茶ノ水寄りのほんの少しの部分は後から追加されたようです。
レール方向のトラスも重厚で昭和初期を感じさせる造りですね。
線路側に張り出した屋根もレール製支柱に支えられています。
御茶ノ水寄りには立ち入り禁止の階段がありました。
覗いてみると行き止まりとなっています。
以前1・2番線に直接出入りできる改札があったようで、その名残なのかもしれません。
千葉方面向かって左手・2番線外側には臨時3番線ホーム、そしてその向こうに国技館や江戸東京博物館が見えます。
しかし上屋支柱といい階段付近といい、レトロ感をうまく出していますね。
伝統を重んじる国技館が近いというのもレトロ感を重視する一つの理由なのかも知れません。
まだ続きます。
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Comments [2]
とりのさんぽさん
たぶん、建設当時のままでしょうね。
浅草橋、秋葉原、お茶ノ水…と、魅力的な上屋が続きますし。
ぼうずさん
都心って結構遺構が残っているんですよね。改装される前に記録しないとな。
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