琴平駅の改札を出ると広い待合室となっていました。
天井が高くて広々した改札前ですね。パーティションで区切って待合室コーナーとしていますが掲示板や背の低い透明なパネルで仕切っているため、本屋の雰囲気を壊すことなく、また明るさも保っています。天井の格子もいいですね、歴史を感じさせてくれます。調べてみると竣工は昭和11年とのコト、洋風駅舎は当時はモダンで注目を集めたコトでしょう。
KIOSKもありますが、ココも天井まで壁を作るのではなく本屋の天井を見せるようにしています。
ふむ、広々感を活かすために色々と工夫しているのですね。
切符売り場は大変広いものでした。
右手の有人窓口とその左の塞がれて時刻表が貼ってある2スパンはもともと有人窓口だったのでしょう。その左側の2スパンは手荷物窓口あたりだったのではないかと思われますがどうなのでしょうね。
改札はホントに広々しています。改札の向こうにちゃんとホームが見えるというのは駅の正しい姿ですね。自動改札が無いのも正しいな。
KIOSK横の通用口(?)も立派です。
一つ一つの仕事が丁寧ですね。
同様に正面入り口の扉も優れた意匠ですね。
このようなガラス扉の類は現在であれば大きな一枚ガラスを使ってしまうでしょうが、昭和初期の技術力であればガラスの大きさに限りがあったため意匠を凝らしてこのような姿になったのでしょう。強度が高く軽量で薄い材料が開発されるコトは暮らしやすい社会に一役買っていますが、その反面高度な匠の技や優れた意匠・工夫が減っている気もします。残念な部分もありますね。
駅の正面は本編で記録しましたからその横の入り口など。
庇と言い軸組の柱と言い、なかなかのデザインです。
更に右手の荷扱いホーム跡に行ってみます。
1番線の外側は廃枕木を積み上げて車止めとしていました。
どうも1番線も同じ位置で止まっていた気がします。元々あった倉庫を逃がしてホームを伸ばし、掘り下げた部分を土留め板で止めたのではないかと思います。
外側の線路のホーム部分はそれほど長くはなく、スロープになって線路基礎まで下っていました。
想像つきませんが、荷扱いする上で合理的なカタチなんだろうなぁ。実際に荷扱いをしている姿を見ていた気もするのですが、殆ど記憶にありません。もっとウロウロとしておけばよかったと今頃になって思うのでした。
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