本編は終わりましたがまだ駅観察が残っていますよ。
大館駅に到着したのは2/13の昼、晴れ間も見えて暖かい日でしたが日影はやはり凍ったままでした。
後ろ寄りに乗車したので降りたのは1番線青森寄りとなります。コチラ側には乗務員詰所と思われる建物がありました。ホーム有効長は長いのですが、優等列車でも「あけぼの」の8連が一番長い状態ですから持て余し気味のようですね。
上の写真のあたりから2・3番線を撮ってみます。
2・3番線は少し秋田寄りにずれているようです。幅は狭いもののホームの端の方まで除雪されているのは「あけぼの」「日本海」の乗客のためでしょうか?昼間の特急「つがる」は4連、普通列車も長くても4連程度でしょうから、もし寝台特急が廃止されたら除雪する範囲も狭められてしまうのでしょうね。駅の構成は2面3線の極めてオーソドックスな地方主要駅スタイルです。奥羽本線と花輪線の2路線が走っているとはいえ列車密度から考えると十分な構成と言えるでしょう。中線があるのもポイント高いですね。
駅本屋のある単式1番線は例によって幅は広いです。
柱はH鋼利用でクリーム色に塗装されていますね。
上の写真で右手前に円柱が見えますが、上屋を貫通している架線柱です。
上屋を貫通する場合は上屋の柱と同じ色に塗るのが正しいのかな?
上屋は比較的オーソドックスな構造ですが、枕木方向の屋根の梁は屋根板との隙間が広い逆U字型ではなく屋根板と接している範囲の広い構造となっています。雪が多く、屋根に掛かる荷重が大きいためでしょうか?
駅本屋の構内側、RC造にアルミドアと感覚的に面白くないタイプの本屋ですね。調べてみると昭和30年竣工でした。
柱と柱は筋交いで補強されているほか、屋根にも細いブレスが入っています。
柱の間の筋交いはちょっと簡単なタイプで初めて見ます。
改札は自動改札化されておらずに大変好ましいスタイルですね。改札付近に観光案内のポスターが多く貼られているのも地方主要駅の特徴の一つですな。
上屋構造を別角度から。
庇側のL字梁も屋根板に接する長さが長いタイプとなっています。梁が曲線で曲げられているわけではなく直線で角を付けて曲げているのですね。例えば村上駅は曲線が多用されています。
村上駅を見て気付いたのですが、村上駅は自立している柱から屋根の梁を出しているだけでなく、自立柱上部にレール方向のトラスを渡してそこからも屋根の梁を出しています。このため柱のスパンを長くしているようです。一方で大館駅は柱のスパンが短く、柱毎に屋根用梁を付けているために隣り合った柱と連結させるだけの簡単なブレスで強度的に十分なのでしょう。
アタリマエではありますが柱の数によって構造は変わってくるのですね。但し多くの駅では上屋の構造が総て同じというコトもなく、複数構造が存在しているようですから模型化する時もバリエーションを付けられますね。前回は角材を用いて木造の上屋としましたが、次回はH鋼かレールを使ってみたいですね。
まだ続きます。
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