田端駅中央付近にある南口に通じる跨線橋の下を観察します。
支柱梁はレール製、耐火モルタルで化粧されていますが垂直の支柱もレール製でしょう。後から取り付けられた太くて丸い支柱と複雑に組み合わさっています。
南口通路の上野寄りはH鋼製の上屋で面白みは無いのですが、大宮寄りはレール製の上屋となっている上にいきなり2つのホーム上屋屋根の梁がつながったスタイルとなっていました。
支柱は中央支持1本タイプであり、支柱から伸びるレールが2本の線路を跨いで反対側の支柱につながっています。
南口通路大宮寄りの階段はコンクリート製のなかなか重厚感のあるものでした。
どうも大宮寄りがオリジナルの階段で、上野寄りは後から増築された階段のようです。従って跨線橋脚柱の下に新しい支柱が建てられていたのでしょう。
大宮寄り上屋ですが中央の支柱間にはトラスが組まれており、屋根は板張りです。
2つのホームを梁で結んでいるために屋根は中央が低いタイプとなっています。
その2つのホームを結ぶ梁ですが、屋根の梁の延長である山形と地面に水平な梁、そしてその2つの梁をつなぐ丸い化粧からなっています。
ちょっとオシャレ、というかモダンと表現した方がいいような形状ですね。
基本的に中央支持1本タイプの上屋なのですが、一部ホーム両端支持2本タイプの部分もあります。
この部分は目隠しされていますが、コレは山手線ホームドア設置工事のために使われているようです。
ホーム断面も一部削られていて、ホームドア工事途中であるコトが判りますね。
2本支柱となっている部分の1番線側の構造を記録。
明り取りのPC屋根板となっています。
そもそも何故1本支柱と2本支柱が混在しているのか気になります。一般的に考えると2本支柱の部分は地下通路があるのではないかとも思えるのですが、1番線外側が線路よりも遥かに高くて地下通路の必要性がありません。上屋の強度を出すために部分的に2本支柱を入れているように思うのですが、ホントのトコはどうなのでしょうか?
まだ続きます。
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